アンドロイドになりたかったわたしが行き着いた先は

「ワタシはアンドロイドになりたい」

それが私の20代の頃の夢だった。

 

なぜならそれは「感情をなくしたかったから」

人は、感情があるから傷つくし、間違いをおかして人を傷つける。

だから、完全に正しい答えを出し、そしてそれを淡々と実行できるロボットになりたい、というのが理由。

 

なーんて書くと、「アホか!」 と、笑われそうですよね。

でも、本人は かなり本気でそんな未来が早く来ることを夢見てた。

 

そして、そんな妄想女の一番好きなアニメは 「銀河鉄道999」 

容姿は完璧な人間で、完璧な機械の体を持つメーテルになりたかった。

 

そんな人に言えないような夢を持っていた私は、紆余曲折あって30代半ば、心理学を学び始めることにになります。

(ちなみに、アブナイ妄想のせいではないよ 笑)

 

そしてついに、衝撃的な事実を知ることに。

それは

私があんなに憎んで無くしたいと思っていた「感情」というものは、

「感じたら消える」

と、いうことだった。

 

私は、それが本当なのかどうかを知りたくて、瞬時にその先生から心理学を学ぶことを決めた。

 

結果は。

 

それは、真実だった。

 

私が、無くそう無くそうと、必死に押さえつけ、抹殺しようとていた「感情」は、

ちゃんと感じてあげることで昇華され、役目を果たし終える。

これを心から納得できた時は、本当に本当に人生いっぱいに感動した。

 

そして、このことを、今日は久しぶりに思い出した。

これは、私が心理カウンセラーになった目的でもあった。

 

ありがとう。

 

Robot with a cardboard card mockup.