強さと弱さの関係性

「大丈夫、大丈夫、なんとかなるし!」

そう自分に言い聞かせるかのように、かつての私はいつも趙ポジティブだった。

怖いもの知らずで強い人。

私は、そんな自分になりたかった。

でも、自分だけが知っている本当の自分は、

臆病で、弱くて、傷つきやすく、卑屈でネガティブなわたしだ。

そんな自分が大嫌いで、私はもう一人の自分を演じていた。

そして、ある時、それが無残にも折れ、仮面が剥がされた。

自分がなりたい自分そのものの人に出会ってしまった時だった。

彼女は、私が演じてきた女性そのものの人だった。

私だけが知っている、偽物の自分。

バレる怖れと恥ずかしさと情けなさで、私の心は揺れまくってこれまでの「かっこいい」自分が保てなくなった。

それでも自分でなんとか解決しようと悪あがきした。

実に2年ほど、私はそこで葛藤したのだった。

その後、心理学というものに助けを求め、自分を助けるためにカウンセリングを学び始めた。

そこでもまた、プライドの高い私はのたうちまわり、やっとこさ、弱い自分を受け入れられるようになる。

つまり、私が「強さ」だと信じていたものこそが「弱さ」のあらわれて、

弱さを受け入れられることこそが本当の強さだと気づいたからだ。

それから私はついに自分自身から解放される次の旅が始まったのだった。

続きはまたいつか。

ありがとう。

鏡を見る女性