ありのーままにー♪ という歌が日本全国駆け回っていたのは記憶に新しい。
ありのままに生きる、っていうことは誰もが望みながら、なかなか難しい。
だからこうして歌が流行るんだけど、
ありのままの自分でいることが難しいなら、ありのままに見るということもまた、けっこう難しいもの。
今日は、それを常に心がけていよう、ってはなし。
ありのままに見るのが難しいのは、自分の「観念」という、自分ではけっこう気づきにくいフィルターがあるからにほかならない。
わたしたちのようにだんだんと年を食ってくると、経験という、すばらしくもやっかいなものが手に入る。
そのおかげでスピードアップできたり間違いが減ったりする。
でもそのせいで、分厚いフィルターで色んなものを見てしまう。
ぱっと見ただけ、一発言聞いただけ、服装を見ただけ、で、
「あー、はいはいこういうタイプね」
なんて、得意気にわかったつもりになったりする。
私自身、自分ではそういうことは少ないほうだ、と思いたいけれど、
接する人々の言動を見ていると、やはり年を食うごとに「信じ込み」や「思い込み」は強くなる、というのは悲しい事実。
「わたしは何も知らないし、何もわかっていない。何も見えていないし、何も聞こえていない」
今だからこそ、これを自分にとっての座右の銘にしたい。
今日もいい一日を!
ありがとう。