あなたはある日、大好きな人から否定されて、それで、自分のことを責め始めた。
そして、自分を変えようと色んな本を片っ端から読み始めた。
もともと人間の心理に興味があったから、深みにハマるのはかんたんだったよね。
心の世界に深く入っていくうち、あなたはその沼からぜんぜん出てこなくなった。
沼の中で、ひとり自分を変えようともがいていた。
わたしはそんなあなたを見ていられなくて、何度も助けようとサインを送ったけど、あなたには届かなかった。
あなたはいつも必死で、自分で解決したがっていた。
半ば、ムキになっているように見えたのは、あなたが本当は怒っていたから。
自分の状況が悔しくてたまらなかったんだよね。
そんなに傷ついていることを誰にも知られたくなかった。
だから、自分の中に引きこもってもがき苦しんでいた。
あなたには、現実を現実として受け入れる勇気やユーモアがなかった。
まじめすぎて、繊細すぎて、弱すぎた。
臆病すぎて、失敗や挫折がなさすぎた。
誰にも頼れず、人を信用していなかった。
どん底からあなたがやっと抜け出すには、4年位かかってしまったね。
でもそのおかげであなたは少しずつ強くなれた。
今のあなたを、わたしは誇りに思うよ。
本当に時間がかかったけど、よくぞ生き延びたね。
まだ30歳になる前のわたし。
今日は最高の一日になる
ありがとう
