日本文化すごっ♪「折り紙」アートが進化して、世界や人に貢献していたなんて!

日本文化って、知れば知るほど 本当に素晴らしいですよね。

中でも、私は特に、お茶の世界に見られるような、生活の中にアートが見出されているところや、華道、柔道、剣道、武士道のように「道」という哲学がとても重要視されるようなところに感動してしまいます。

例えば私は着物が大好きです。

美しい色や柄も、もちろん素晴らしい芸術なのですが、驚くほどの機能美こそが、着物のすごいところなんじゃないかと思っています。

着物⇒羽織⇒長襦袢 と着る目的を変えて着倒せるウェアがほかにあるでしょうか。
さらにそこから、半襟になり、腰紐になり、たぶん雑巾になるまで、これほどまで使い切ることの出来るウェアがあるでしょうか。

それは、あの定形幅のひたすら細長い四角い布を丸めた反物に、全くムダのない最小限の裁断をする・・・ つまり着物が全て四角い布の組み合わせだけで完成しているものだからこそ、いとも簡単に実現できる事なんですね。

折り、疊む(たたむ)、文化

どんなに豪華なシルクの着物も、普段着のコットンの着物も、ほぼ同じ大きさで、同じ形にたたむとことが出来、しかも重ねたって皺にならず、そのまま美しく着ることができるなんて。 考えれば考えるほど、素晴らしすぎて泣けてきます。

そんなきちんと「折る」という文化は、「着物」や「帯」だけではなく、「風呂敷」や「手ぬぐい」「祝儀袋」「折り紙」などなど、多くのものに応用されている考え方です。

ついには、宇宙開発にまでその技術が「ミウラ折り」として使われたという・・・! もう、日本文化バンザイの大興奮です(笑)。

このブログでは、そんな、日本文化がすごいなーと思うところもいろいろ書いて行きたいと思っているのですが、本日紹介したいのは、こちらのロバート・ラング氏のTEDでの「折り紙」に関するスピーチです。

芸術 + 数学原理

[ted id=321 lang=ja]

伝統的な折り紙が数学と出会うと、こんなことになっちゃうっていう話。

なんだか、日本の折り紙を、海外の方がこうして熱く語っているのがなんとも不思議な感じですが、折り紙がここまで進化しているなんて全然知りませんでした。
ムービーの途中 10:10 あたりで、折り紙を使った SUZUKI の車のCMが出てくるんですが、これ、車以外は全部折り紙だそうです。

私は初めて見たので、たぶん日本ではやってなかったのかなーと思うのですが、よかったら見てみてくださいね。

日本人として、日本に生まれて来てよかった、ともっともっと思いたいし、それが伝えられるオトナでいなくちゃなーと思う、今日このごろです。