伝統もおさえつつ、「自由に、楽しく、カンタンに」の着物生活を応援します!
大好きな着物を自分でサクッと着れるようになりたいなぁという方は、最近特に増えてきたように思います。
今の着物ブームは、渋谷的な若い世代が自由に浴衣を着るようになったあたりから始まった気がします。その後、「キモノ姫」などをお手本にした、原宿的なおしゃれに敏感な原宿系な女の子たちが和洋折衷の「きもの」へと興味を広げていったことで深まりました。
新しい着物ブームに東京オリンピックムードが加わって、着物に興味がありつつスタートできなかった30代〜40代、また以前着付けを習ったことのあるオトナの女性たちの着物熱もまた盛り上がり、いろんな世代が注目しているように見えます。
このブログは、「昔ながらの着物のことをリスペクトしながらも、自由に自分のスタイルで着物を楽しむ」ことを目指している、きもの初心者の方が対象です。
これから着物をはじめる方が、あまりお金をかけずに、それでいて、美しい着物姿の女性であるための情報を発信していくこと。
きちんとした伝統もおさえつつ、楽しく着物を生活に取り入れていけるようなヒントをお伝えてきたらと思っています。
着
物に使う小物の名称と選び方を、まるっと紹介
洋服を着るためには、「道具」なんて全く必要ないのに、着物には色々準備が必要です。
なんだか面倒くさい、と思ってしまうか
もしれませんが、それも一つ一つ、楽しんで進めていきましょう。
着物を始める時、まず面食らうのは、小物の多さではないかと思います。
どれが必要で、何に使うものなのか?? 全くわからず戸惑ったときは、このまま読み進めてくださいね。
タンスに入っているものはどれか、チェックしながら見て頂ければと思います。できれば、あなたの
あ、ないからと言って、すぐに買わないでくださいね。
あまり使わないものもありますし、洋服用のもので代用できたり、簡単に手作り出来るものもたくさんありますから。
この記事では、それぞれの小物の名前をざっと紹介し、別記事にて、それを使う目的や使い方、代用になるものや手作りの方法などを書いていこうと思います。
☆ご注意☆
掲載の写真は「私が今 買うとしたらこれを買うな」という感じ選んだおすすめ商品です。
画像をお借りする意味もあって、クリックするとアマゾンに飛ぶようになっていますが、必ずしもこれを買ってください!というわけではないので、写真はあくまで参考と思ってくださいね♪
1下着類
下着類は、洋服のアンダーウェアと兼用できるものも多いですが、着物用に作られたものは、やはり便利で機能的なので、少しずつ揃えていけばいいと思います。
・和装ブラジャー
なくても着物は着れますが、あるとやはり便利です。特に、胸の大きな人は必須かなと思います。
胸のくりやカラー、長さなど、色々あるので用途に合わせて選びましょう。個人的には、左の写真のように大きく胸元が開いている方がデザイン的に好きですが、右の写真のように上胸の幅が広いと、しっかりと補正できてよさそうですね。
私が使っているのは、この中間くらいのものです。
・湯文字/ショーツ
湯文字とは、昔ながらのショーツ+ガードルのような役割の短い腰巻きです。
お腹を引き締め、ヒップラインもきれいに出ます。
いわゆる股の部分がないので、「着物はパンツはかない」のように言われたりします。
ショーツならボクサータイプがおすすめです。もし可能なら、素材はシルクがオススメです。
暖かく通気性がよく、はきごこちがいいです。
・肌襦袢、裾除け
肌襦袢は肌触りがよく汗をよく吸収するガーゼや晒が基本です。
裾よけは、ステテコも便利ですが、その場合、お手洗いのことを考えて、出来るだけローライズのものがおすすめです。
肌襦袢と裾よけが一枚になった、ワンピース型のものも便利です。
2補正グッズ
補正は、着崩れを防ぎ、余計なしわを消してくれる大事な部分です。
気軽に着たいときはなくてもOKですが、一手間増やすだけで、ぐっと着物姿のグレードがアップします。
・補正ベスト
補正ベストとは、上半身の補正が1枚のベストに全部くっつけられたものです。
ベストを着るだけで、補正すべきところが全部補正されているという便利なもの。
私は着付けを習った時に、自分で綿を入れて作ったのですが、今はこういうセットになっているものもあって、便利そうですね。
・上胸、ウエスト回りの補正
上胸は、和装ブラがあれば、それだけでもOKです。和装ブラをしていないときは、タオルでも補正することも可能です。
私は、ウエスト周りの補正も、自分で作ったり、代用で腹巻きを使ったりもします。
面倒くさい方は、こういうグッズも便利ですね。
この写真の商品のように、ウエストだけではなく、柳腰を補正するのがポイントです。
3紐類
ファスナーやボタンなどが全くない着物は、紐類が必須です。種類も色々ありますから、自分が使いやすいものを見つけていきましょう。
・モスリン・羽二重などの腰紐
腰紐は、全部紐で着付ける場合は、帯に使う分も入れて 3〜5本くらいあるといいです。
コーリンベルトなどを併用する場合は、とりあえず3本用意してくださいね。
丈夫なのは、左の写真のようなモスリンの紐なので、一番主流ではないかと思います。自然素材ですし、緩みにくく使いやすいです。
絹の羽二重の腰紐は、着物にすれても優しく、使い心地もいいので、個人的にはすごく好きなんですが、生地が弱いために消耗が早いのが難点なんです。
その他、ポリエステルのものもよく見かけます。
・コーリンベルト
これは、あってもなくてもいいです。衿が崩れるのを防ぐために、襦袢や着物に使う便利グッズです。
個人的には、襦袢に使うとだんだんとクリップ部分が痛痒くなってくるのでほとんど使いませんが、襦袢を着ない浴衣のときには重宝しますし、ひとつは持っているといいかもしれません。
・伊達締め
博多織やマジックテープのものなど、2本あれば大丈夫です。長襦袢と着物の両方に使います。
まずは、これぞ伊達締め!という昔ながらの博多織のものです。キュッとしまって、使っていてとても気持ちがいいので個人的には一番好きです。
シャーリングが入っているものは、伸縮する分しっかり締まるので、苦しくないのにずれにくく使いやすいです。
ストレッチが入った素材の伊達締めも同じ効果です。
マジックテープのものは、裏がゴム引きになっているものが多いため、しっかりとまります。襟元が崩れにくく、手軽で便利ですが、ムレるので汗をかきやすいのが難点です。私は、普段着物を家で過ごす時の襦袢用に使っています。
4足袋
・コハゼのついた本来の足袋
4枚・5枚コハゼがあり、5枚の方がフォーマルです。
5枚の方が足首部分が長くなるので、足が見えにくいということになります。
こちらは綿100%のいわゆる昔ながらの足袋。真っ白の綿の足袋は、履くだけで心もピシッと引き締まる感じがします。個人的には、やはりこれが一番好きです。
足の甲に皺を作らないため靴よりも少し小さめが良かったりするので、はじめて買うときは、お店で試着してサイズを確認するのがおすすめです。
ポリエステルが入った素材の足袋は、洗濯しても皺にならないたお手入れが簡単。
ポリエステルは、乾きやすいという特性もありますので、普段使いにはとても便利ですよ。
伸縮素材の足袋は、はきごこちがソフトで楽です。足袋はピシッと足に合っていないと見苦しいため、伸縮性のない綿のものは足の巾に合わせて足袋を買う必要がありますが、こちらはその点許容範囲が広いです。ネットで買うにはオススメかもしれません。
・足袋カバー
コハゼのついていない、ソックスのような足袋です。足袋の上に重ねて履きます。
着物を着る時は、足袋は最初に着用しますので、私は真っ白の足袋を履くときは、たいてい部屋履き代わりに足袋カバーを履いてから家の用事をしたり着付けをしたりしています。
雨の日などにも足袋カバーをはいて出ると、もしものときにも安心です。
家で着物を着るときや普段着物のときは、カラーも豊富ですし、足袋の代わりにもなりますから、あるととっても便利ですよ。
・足袋ソックス
足袋ソックスは、洋服にも足袋の代用としても使えて便利ですね。
足袋カバーとの違いは、足首のところの長さです。
わたし的には、冷え取りにもなりますし、履きごきちもすごくいい、シルクのソックスが断然おすすめです。
ちなみに私は、服でも着物でも、シルクの5本指ソックスを愛用しています。
5長じゅばんに使う小物たち
・長襦袢、半襦袢
浴衣以外は、襦袢は必須です。
長襦袢にも、着物と同じように、袷・単・絽、などがあり、季節によって変えます。
素材も、絹、ポリエステル、昔のものはモスリンのものもあります。
着心地や機能的には、やはりシルクのものがおすすめですが、汗をかく部分でもあるので、洗濯やお手入れを考えるとポリエステルのものは、とっても 気軽で楽ちんではあります。
半襦袢は、半襟が付けられる 肌襦袢のようなもので、晒の本体に、うそつき袖を付けて、長襦袢を着ているように見せる「手抜き」襦袢です。
持っている着物の袖の長さが色々であっても、うそつき袖だけ変えれば着物に合わせられるので、とっても便利です。
・半襟、伊達襟
半襟は、長襦袢の衿に縫い付けて使います。半襟は、汗で汚れやすい部分なので、取り外して衿だけ洗えるようにするためです。
どんなものでもOKですが、長襦袢を着るときには必須です。
素材も縮緬や塩瀬、絽など季節に合わせて変えていくのが基本です。礼装には白の半襟、柄物はカジュアルな半襟ということになります。
ポリエステルの半襟は、洗濯も楽で良くも悪くもあまり季節を考えずに使えるのでやはり便利ですね。
また、半襟は、着物姿のおしゃれのポイントの部分でもあるので、着物に合わせて色柄を選ぶのは、着物を着る楽しみのひとつです。
縫うのがめんどくさい人には、半襟用の両面テープなども売られていますよ。
伊達衿は、衿だけを2枚重ねて、着物を重ね着しているように見せるものです。
12単とまではいきませんが、重ねることで差し色ができて、着物姿が豪華になります。
・衿芯
衿芯は、長襦袢の衿の中に入れて使います。衿芯を入れると、襟足の部分の「抜き」を綺麗に作ることができます。
いわゆる、学生服の詰め襟の芯のようなものです。
もちろん、なくても着物を着ることは出来ますが、襟元がしょぼんとなると、着崩れもしやすいため、私は基本的にいつも使っています。
持っていない方は、買っておいても損はないですよ。
長襦袢にしっかりした芯が縫いこまれていたりするものもあるので、必ずしも必要というわけではありません。
ストレートなものとカーブ付のがあります。個人的には、カーブ付の方が、より後ろ衿が抜きやすいためおすすめです。
夏用にメッシュの衿芯もありますが、夏だけではなく、普段着などであまりかっちりしたくない方は、メッシュ素材のようなやわらかい衿芯がおすすめです。
・衣紋抜き
衣紋抜きは、長襦袢の後ろ衿の中心のところに縫い付けて使います。
なくても着れますが、あると衿がしっかり抜けるので便利です。簡単なものなので手作りもできますよ。
・美容衿、つくり衿、仕立て衿
いわゆる手抜きグッズです。
これを使うと、ゆかたスリップやTシャツにこの衿だけを付けて 着物を着る、なんていうアラワザが出来ます(笑)
真っ白でいいなら 半襟を付けずにこのまま使うこともできます。
服のままさくっと着物を着ることもできるので、 手抜きしまくりで着物を着たいときは、私もたまに使います。
一応、夏用と冬用があります。私は両方持っていますが、ひとつ購入するなら半襟を付けないで着る可能性が高い方を購入すればいいかなと思います。
6帯に使う小物たち
・帯枕
お太鼓結びをする時に使います。厚みがいろいろあります。
厚いものはふっくらとしたお太鼓になり、薄いものは粋な結びにも使えます。
ひとつ買うなら、厚すぎず薄すぎずの中間くらいのがいいと思います。
今、私が欲しいなぁと思っているのは ヘチマの帯枕。
夏でも通気性があってよさそうだなーと思っています。
・帯板
帯の前部分に入れて使います。これを使わないと、帯の部分が折れてしわになってしまいます。
帯の間に挟むタイプのものと、帯を巻く前につけるものがあります。どのタイプでもOKなので、ひとつは持っていましょう。
個人的には、帯板もヘチマ素材のものがあるので、欲しいなぁと思っているところです。
夏用にメッシュのものも出ていますが、こちらはソフトで使いやすいので、普段着物はこれをいつも使っているという人も多いのではないかと思います。
・帯揚げ
基本的には、帯枕に巻いて使います。
大雑把に分けると、秋冬はちりめん、春夏は絽の素材のものを使うことが多いです。
何色か持っておくと、コーディネートが楽しくなりますよ。
・帯締め
帯締めは、帯を最後にしっかり固定するのに使います。
平らなものや丸いもの、綿入りのもの、飾り付きのものなど、デザインはさまざまです。
面積は小さいですが、コーディネート全体の中心になるところなので、何本か持っておきたいですね。
夏物は、絽の帯揚げとセットで売られていることも多いです。
・着物クリップ
こちらは洗濯バサミでも代用できますが、着物用に作られたものは しっかり留まるうえに、素材に優しい作りになっているので、わたし的にはおすすめです。
私は、この赤いクリップの大と小を使っています。
8その他、あると素敵なアクセサリー
・帯留め、三分紐(さんぶひも)
私は帯留めが大好きで、お出かけのときなどはないと淋しいとさえ思ってしまいます。
帯留めと三分紐の色の組み合わせを考えるのも楽しいですね。
ただ、帯留めを使うための三分紐は細いため、帯をしっかりホールドするにはちょっとコツがひつようかもしれません。
・かんざし
和装のときは、アップにすることが多いですが、その時に 小さなかんざしが1本あるだけでとってもいい雰囲気になります。
シンプルなものがひとつあると、洋服にも使えますし、とっても便利ですよ。
・根付
根付は、いわゆる「帯飾り」になります。紐の付いた飾りの端にプレートをつけてそれを帯の中に挟んで使います。
まとめ
このページは、今後も加筆修正しながら、これから着物を始める方に役立つページにしていきたいと思っています。
こちらに掲載したものは、持っていないものが会っても 全部一度に購入する必要はありません。
お金もかかりますし、なんだか大変!って思ってしまうと、着物が難しいものになってしまいますから。
まずは、あるものとないものをチェックして、必要なら購入し、時間があるなら手作りすることも可能なので、準備もゆっくり楽しんで行きましょう。
今後は、それぞれの小物を、それぞれもっと詳しく、使い方や手作りのしかたなどを解説していきますのでお楽しみに!
ごきげんよう
嶽キヨミ