はじめて着物を買うときガイド

これから着付けを習おうと思っている人や、お母さんのお古からは卒業して、そろそろ自らのセンスで自分の着物をゲットしようとする方もいらっしゃるんじゃないでしょうか。

とは言え、「どこで買えばいい?」「いくらくらいかければいい?」「着やすいものや、使いやすい帯はは?」「私の年齢でもこれ大丈夫?」「似合う着物は?」などなど、はじめての着物購入には不安がつきものですよね。

本日は、そんなあなたのために、はじめての着物購入ガイドを書いてみようと思います。

1何を買うか?

3どこで買うか?

2サイズ

4似合う色・柄・素材

5いくらくらい?

1何を買うか?

これは、あなたがどういうシュチュエーションで着物を着たいか、ということをまず想像してみましょう。

お友達とのお茶会や街歩き→紬や小紋、洗える着物などがオススメ。

結婚式やパーティなどに着ていきたい→いかにもアンティークな着物がオススメ。リサイクル着物なら訪問着か付け下げを。

まずはお家やご近所歩き→ウールや木綿の着物がオススメ。

2サイズを測ろう

まずは、何を買うにしても、自分のサイズを知っておくことが大事。

サイズと言っても、着物の場合にまず必要なのは裄丈。あとは、身長がわかればだいたいの選択はできますよ。

裄丈の測り方はこちら。

アンティークの着物は、昔の人のサイズゆえ、裄はかなり短いです。そのため、背の高い人にとってはアンティークで着れるものはなかなか見つからないのが現状です。
着方を工夫したり、リサイズすることが可能なものもありますので、あきらめる必要はありませんが、裄が70センチ近くある方は、まずはリサイクル着物か、現代物の洗える着物で探してみるのがオススメです。

3どこで買う?

大きく分けるとこの3つ。
それ以外では、骨董市やフリマなどでも安く買える場合がありますよ♪

店舗

【メリット】
実際に羽織ってみると、意外なものが、似合ったり似合わなかったりがよくわかります。店員さんのコーディネートやアドバイスも大きなメリットのひとつ。

【デメリット】
店舗の分、値段が少し高めなこと。相場的には、リサイクルショップ(安)<(高)着物屋 という感じかなと思います。いずれにしても、お店にあるものの中でしか選択肢がないため、気に入ったものがなければ他のお店へ…など、時間と体力が必要なこと。

ネットショップ

【メリット】
ウェブにアップされているたくさんの量から探すことが 出来るので、サイズや色柄など、気に入ったものに出会える選択肢が多いです。主に、洗える着物を探しているときは便利です。
また、値段もいろいろで、比較しながらかなり安く買うことが出来る可能性もあります。

【デメリット】
色々調べていると、いつの間にかとてつもない時間を費やしてしまったりします。また、到着してみないと素材感などがよくわからないため、 到着してから失敗だった、と後悔する可能性もそれなりにあります。

オークション

【メリット】
個人所有のものが、驚くほど安く買える場合があります。

【デメリット】
素敵な商品はライバルも多く、とても高くなってしまったり、入札忘れで買えないことも少なくありません。ネットショップと同じく、写真だけで購入するので、届いてから思っていたものと違ったりすることもあるので、自己責任がかなり問われます。

 

4似合う着物

私は、最初のうちは似合う似合わないはあまり考えず、ハートがキュンとするものを選べば良いと思います。

一般的には、小柄な人は小さな柄、大柄な人は大きな柄、なんて言われますが、私は大柄の方が好きですし、似合うと思っているので、全く気にしていません 笑。

着ていて楽しいのが一番です。

何枚か自分の着物を所有するうちに、似合うものが自然とわかってくる。それが一番いいと思うんです。
だからこそ、私は 最初は安いものを色々着るのがオススメしております。

5予算は?

もちろんこれも、正直ピンキリ。

でも、初めての着物であれば、小物なんかも入れて、できればトータル2万円以内で収まることがオススメですかね。

洋服でも同じですが、たくさん失敗するために、最初はあまりお金をかけないほうがいいと思います。
もちろん、安ければ安いほどいいですが、あまり気に入っていないものを安く買っても、おそらくそれは、好きになることはないと思うので、逆にもったいないってことになる可能性大ですから。