嶽キヨミのROCKなキモノ部

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着物は、母と私をつなぐもの。ちょこっとわたしの着物ヒストリーを振り返る

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着物は、母と私をつなぐもの。ちょこっとわたしの着物ヒストリーを振り返る

わたしが着付けを習ったきっかけ

わたしが着付けを習ったのは、たしか20歳前後くらいの時。
大阪モード学園にて洋服を作ることを学んでいて、その頃は、ちょうど19世紀末くらいの服が大好きでした。 
つまり、日本で言うと明治時代。まだまだみんな着物を着ていた時代ですね。

そこで、ふと思ったんです。
「自分は、こんなに詳しく西洋の洋服の勉強をしているにもかかわらず、着物を自分で着ることさえ出来ないなんて、日本人として、なんかヘンじゃない?」 と。

「着付けを習おうかな」と言い出したら、母がとっても喜んで、着物道具を全部揃えて、まさかの月謝まで、全部出してくれました。
私は 基本的に常に母親との関係が悪く、顔を合わせるといつも喧嘩をしており、全くの親不孝な娘だったので、この時始めて母親が喜ぶことが出来たような記憶があります。

着付けのおけいこは なかなか楽しく、師範クラスを卒業したのですが、「看板」を手に入れるのに10万円くらいかかるということになり、「なんだかそういうのビミョー」と思っていた私は、結局 看板は辞退して、自分のキモノ道を進むことにしました。

着物が着れるようになったら、すぐにアンティーク着物にハマり、 京都の東寺の朝市などで、古い着物ばかり買ってくるようになりました。

着付けを習うのに大賛成だったはずの母は、それを「気持ち悪い!!!」と、古い着物を ものすごく嫌がり、買ってきたものを、勝手に洗い張りに出したりしていました。
 
とは言え、そんなことお構いなしに私がどんどん買ってくるため、ついには クリーニングも追いつかず、あきらめてくれましたが、今となっては そんなやりとりもいい思い出です。

第二次着物ブーム@アンティーク着物

その後 バンドのデビューが決まり、東京に引っ越すことになりました。
小さなアパートに住むことになるため、着物は一枚だけ、一番気に入っていた 紫の矢絣の銘仙を持ってきました。

あるとき、その着物を金髪のまま雑誌の取材で着たことがきっかけで、本格的なアンティーク着物マイブームがじわじわと始まりました。

原宿に住んでいたので、アンティーク着物屋をあちこち巡ったり、オークションで買いあさったり、散財に次ぐ 散財をしながら(とは言っても「古着」ですから、高級ブランドの洋服を買うことを考えたら、とんでもなく安い買い物です)、着物のことをたくさんカラダで覚えていきました。

コレクションしていたものはもちろん、大正〜昭和初期のもの。着物があまりに増えすぎて、ついには桐ダンスまで購入してしまいました。

着物のことをもっと話したいし、もっと触れていたいから

こんなに着物に囲まれているのに、もっと着たいし、着物を広めたいなぁ と思いたち、2003年あたりだったでしょうか、着物の会を作ってみんなでお出かけする機会を作ったり、さらに簡単な着付けを周りの人に教えて仲間を増やしたり・・の活動をちょこちょこやるようになりました。

そしてその後、しばらく着物を着ない時期に突入します。

第三次着物ブーム到来@昭和のふだん着物

それから、今現在の「第3次着物ブーム」(笑)のきっかけは、2,013年の暮れに母が亡くなり、母の着物を東京に持って帰ってきたことから始まりました。

実家を整理していると、まだしつけがついたままの母の着物がたくさん出てきました。 写真の黒のウールの着物もそのひとつ。

私は、それまでは 普段着っぽい着物には全く興味を持っていなかったせいもあり、母の紬やらウールやらの 普段着の着物が逆にとても新鮮に感じ、急に興味をもって惹かれていきました。
いわゆる「昭和中期」の着物。アンティーク着物、というよりも、リサイクル着物、ですね。

母の着物を東京に持って帰り、ただでさえしまうところがなくなっているのにもかかわらず、勢いづいて ウールの着物などをさらにまた買ってしまったほどです(アホ!)

あらためて着付けレッスンスタート

とにかく、着物を触っていたり、着物のことを考えていると、ほんとーに幸せな気持ちになるんですよね。
そんな想いになるものはなかなかありません。

だんだんと 年齢を重ねてきた今になってみて、勢いだけではなく、やはりこんなキモチを燻らせておくべきではない、と思うようになりました

幸い、時代的にも着物に興味を持つ人が増えてきていたのもあって、あらためて着付けのレッスンを再開してみようと思い立ち、今に至っているところ。
洋服を作る仕事もしている私だからこその提案を折り込みながら、楽しくレッスンしています。

母との繋がりを紡ぎながら

私と着物とのつながりは、私と母とのつながりでもあります。
でもそれは、私だけに限ったことではなく、それぞれのおうちに「お母さんの着物」や「おばあちゃんの着物」が眠っていたりして、受け継がれている何かのような気もします。

洋服では考えられない、そんな受け継がれるものを、現代でも活用できるような、そんな提案も出来たらいいなぁとも思います。

ということで、これまでの着物と自分との関わりをだらだらと振り返ってみました。
ともかくこれから、もっと着物に関わって行きたいなと決意している今日このごろです。

最後まで駄文をお読みくださりありがとうございました。

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